2011/09/20

カナザワ映画祭2011フィルマゲドンⅡいってきました

 カナザワ映画祭、今年で5年目だそうですね。ぼくは3年目です。
参考↓
2009-1: http://e-jigsaw.blogspot.com/2009/09/blog-post_20.html
2009-2: http://e-jigsaw.blogspot.com/2009/09/blog-post_21.html
2009-3: http://e-jigsaw.blogspot.com/2009/09/blog-post_22.html
2009-4: http://e-jigsaw.blogspot.com/2009/09/blog-post.html
2010: http://e-jigsaw.blogspot.com/2010/09/2010.html

時系列順に感想などつらつらと書いていこうと思います。

オープニング野外上映・カランバ
カランバ!してるシーン(腕がもげてるあのシーン)が大プッシュされてて、それはそれは恐ろしい映画なんだろうなあ、と思ったらエグかったのは鳥葬のシーンだとか、綱渡りしてたら風に煽られて落っこちたりするシーンと、最後にちょろっと出てきたカランバ!ぐらいなもんで、あとはうさぎちゃんがきつねちゃんに追いかけられる(デケデケデケデケデケ〜♫)シーンだとか、チータに追いかけられるシーンだとかそんなのばっかりで割とゆるーい映画でした。
股とか尻にやたらズームする悪趣味なエアロビクスの撮り方とかは爆笑しながら見れました。

1日目
マンソン悪魔の家族
マンソンファミリーの事件には全く疎くて、序盤は「ははー、頭おかしいヤツもいるもんだなあ」なんてみてたんですが、なにぶんインタビュー中心だったのでだんだん眠くなってきて眠気と戦いながらみていました。

ランボー
名前だけは知ってるし、おぼろげに見たことある気はするんだけれど、ちゃんとみたことはなくて、爆音上映だしこれを期にみてきました。ついこの前「リトル・ランボーズ」をみたのもあってか、ラストのランボー慟哭シーンにはなにか打たれるものがありました。
それまではやたら冴えない感じだけど、むっちゃ強くてなんだコイツ!?って感じだったんですけどね。

アンディ・ウォーホルのBAD
なにもかもが無意味な映画でした。もうなんか誰一人として感情移入できる人いないし、ストーリー意味わかんないし。
ただ、要所要所でオモシロシーンあったのでよかったです。犬ぶっころしたいオバチャンとか、赤ん坊を落とすシーンとか、警官が明らかに殺したあとなのに「おれじゃないよ!」「そうなのね!」のシーンだとか、まあ、うん。

へんげ
出ました大当たり!映画。サスペンススリラーなのねー、と思っていたらラストは超ド迫力の特撮映画で、しかもおれたちの見たい特撮(ミニチュアドッカンドッカンやるやつ)だったのでテンション上がりまくりでした。鑑賞後は事あるごとにへんげごっこ(ウォォォォって叫ぶだけだけど)たくさんしました。
終盤までの夫婦、とくに奥さんが壊れていく感じは去年の「降霊」をちょっと思い出しました。監督も坂下さんもイイ感じの人で大変楽しかったです。

先生を流産させる会
出ました超当たり!映画でした。教室のあのイヤーな感じから「告白」を連想するんだけど、最終的に「女ってなんだろう」「生命ってなんだろう」っていう大きなテーマをドカーンとぶつけられてビビりました。「女はね!みんな気持ち悪いのよ!」っていうセリフからの、三者三様の気持ち悪さをもった女たちが喧嘩するシーンはもう圧巻、の一言です。
いやはや女こわい。あと、うわ〜ありそう〜この感じありそう〜っていう雰囲気もまた最悪(超褒めてる)でしたね。
こちらも監督がすごい人っぽかったので楽しかったです。なんとか劇場公開できるといいなあ。いやほんとスゲー映画だから見てない人は損してるよマジで。

2日目
ジャッジ・ドレッド
今回唯一かな?SFというか、アメコミ?作品。よくもわるくもアメリカっぺーなー、って感じがすごくアレだった。あと、スタローン主演だったのでついついランボー連想させるシーン多かったように感じました。いつも冷静、冷酷なマッチョと脳天気でおちゃらけなギークっぽいヤツのコンビみたいなのってどこが最初なんだろう?この映画はあんまり噛みあってなかった気がするけど。

復讐 運命の訪問者
なんていうか、なんだかなーって映画だった。哀川翔と六平直政が至近距離で撃ちあうものの、一切当たらない演出だとか、立ちションしようとしてるところを撃ち殺されたりとか、そういうシーンは面白かったです。あとは微妙。あんまり復讐って感じじゃなかったなあ。

アメリカン・バイオレンス
アメリカの猟奇事件やなんかの寄せ集め映画。知ってる知ってる〜って事件も犯人が自白してたりとかしてると現実味が増して気分が悪くなる映画でした。ただ、最後がジョン・レノンの話で、イマジンで終わるのはなんだかなーと。マンソンアゲインしてたし、ヒッピーっぽい雰囲気には辟易してるところにそれはなあ...っていう。

3日目
ジェイコブス・ラダー
現実が現実じゃなくなっていくような感覚に襲われるぐわんぐわんできる映画。昨年の「ポゼッション」を彷彿とさせるような作品でした。電車とか車からクリーチャーがのぞいてるシーンとか、頭ブルブルブル!とか、汚い病院みたいなところを搬送されるシーンとかトラウマものでした。
爆音だったのもあって、ディスコ演出はよかったですねー。

マンディンゴ
処女厨の白人の旦那が黒人ロリ奴隷とニャンニャンしてたら非処女の白人の奥さんができるんだけど、非処女は嫌いなので黒人ロリ奴隷とニャンニャンしてたら非処女の白人奥さんが黒人マッチョ奴隷とセックスしちゃって子供できちゃってっていうクソみたいなヤツばっかり出てくる映画。
あの白人一家の晩餐シーンは見ててムカつく感じハンパなかったですね。ああいう時代があったのだなあ、と突きつけられた映画でした。

バイオレンストーク
毎年恒例のトークショー。今年は町山さんがくるとあって、さすがの混雑っぷりでした。タマフルの公開収録も兼ねていたようなので、橋PがMDノートを物販していて生橋Pだ!ってテンション上がりました。
本編はというと、町山さんを中心にバイオレンス映画に関するなにやらかんやらでずっと爆笑していました。ムーンレイカーのくだりとか超おもしろかった。あと、メル・ギブソンね。
ヨシキさんの監督作品も見れてすごく楽しかったです。おんなのひとの顔が大写し+爆音は昨年の「女優霊」を思い出して怖かったです。

ソドムの市
この映画、自分のカナザワ史上、もしくは人生レベルで最低最悪(褒め言葉)でした。特に吐きそうになったのが、食糞のシーン。デブのオッサンがぶりぶり〜ってウンコして、それを泣きわめく女の子に「食えーーー!食えーーー!食えーーー!」って爆音で怒鳴るとことかもう最低ですマジで。銀のボウルっぽいやつが開いたら中から大量のウンコが出てきて、それを配膳してムシャムシャ食って食わせてチューしてもう最悪。あとはひたすらアナルセックスだわ、女装だわ、飲尿だわ、もう。

というわけで、計12本鑑賞できて大満足です。カナザワ大好き。また来年も楽しみです。

会場にお手製の発泡スチロール判子が押せるようになっていたのでみた作品をぺたぺた押して自作パンフレットを作りました。

2011/09/13

長い夏がやっと終わりました

ある日の午前中、そろそろ郵便がきてるかしら、と郵便受けを確認しに行くと夏の終わりを告げる封筒が入っていました。なーんてね。

そういうわけで、みんなに落ちると思われていた大学に合格しました。
自分でも驚いてるぐらいです。
受ける直前まではダメで元々、と思いながら受験に望んでいたのですがいざ受けてみると(今だから言える話だけど)あらまあ!できるできる!おれできるよ!(※ただし物理を除く)といった風でなんだか手応えを感じていました。

時は流れて合格発表の日。
母上に「発表はいつ?いつ?」って聞かれまくって「その日なら発表の時間には家に帰ってこれる!」って発表の時間スレスレに家に帰ってきて、祖母に電話しはじめて「今から合格発表なんです〜」って。
落ちてたらどうしようって肝を冷やしていたんですが、pdfには自分の受験番号が載っていました。手を打って歓びました。
その晩は妹の誕生日祝いも兼ねて焼肉。ビールがハイパーうまかった。

翌日は合格通知を持って諸先生方の研究室を訪問。めちゃめちゃ驚かれました。
ついでに前期の成績通知をもらったのですが、相変わらず後ろから数えた方が早いっていうか後ろから数えて3本指に入るぐらいだったりで余計に「お前よく合格したなあ」と言われる始末で。

あとは無事卒業できるようにドゥイットドゥイット!ですね。

最後に、どう見ても落ちこぼれでカスみたいな学力をブートキャンプしてくだすった教官、夜遅くにアホみたいな質問しても丁寧に教えてくれたり、過去問の答え合わせをしてくれた友人、なによりも自分の怠慢でいろんなハンディを背負った状態でも受験を許可してもらった両親に感謝。